外国人労働者の受入れ
新たな在留資格「特定技能」で外国人労働者の受入れが議論されていますが、 すでに日本には相当数の外国人労働者がいます。
ここ数年でも外国人労働者の受入れに関して法改正が行われてきています。
□高度外国人材 高度人材ポイント制の導入が、2012年5月から行われています。 経済成長などへの貢献が期待される高度な能力を持つ外国人の方が対象です。
□介護従事者 2017年9月に在留資格「介護」が創設されました。 介護福祉士の国家資格をもつ外国人の方が対象です。
□建設・造船分野 復興事業の加速化と東京オリンピック・パラリンピックのための建設需要に対応するために、建設分野と造船分野での外国人材の受入れが2015年4月からなされています。 時限措置として2020年度までの受入れで、国土交通大臣が適正な受け入れの確保に関与する枠組み内での受け入れです。
□特定伝統料理海外普及事業 2013年11月からの取り組みで、 地域活性化総合特区において、京料理の調理業務に従事する外国人の方が対象です。
□家事 2015年9月から、国家戦略特区における家事支援外国人の受入れがあります。 家事支援事業実施区域の自治体などから成る協議会が適正な受け入れの確保に関与する枠組み内で、家事支援外国人受入れ企業との契約に基づいて家事支援活動を行う外国人の方が対象です。
□農業支援 2017年9月から、国家戦略特区における農業支援外国人の受入れがあります。 農業支援事業実施区域の自治体などから成る協議会が適正な受け入れの確保に関与する枠組み内で、農業支援外国人受入れ企業との契約に基づいて農業支援活動を行う外国人の方が対象です。
□クールジャパン・インバウンド関係 2017年9月から、国家戦略特区におけるクールジャパン・インバウンド外国専門人材の就労促進が図られています。 国家戦略特区内で、「技術・人文知識・国際業務」や「技能」の在留資格に該当するクールジャパン・インバウンド分野の活動を行う外国人の方が対象です。 上陸許可基準が緩和されています。
高度人材や介護は法改正でしたが、法改正まで行かない改正で、実はちょこちょこ外国人の受入れがなされてきているのです。
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